ボンド,ベトン・ボンド。
さて,秋は夜が長く,読書の季節ともいわれています。
そこで,とあることから,書籍を読みました。
今回は,その本の受け売りの時間です。
スペンサー・ジョンソン著作の 『 1分間 意思決定 』 という書籍です。
この著作は,決断力がつく6つの秘訣が,物語を通じて紹介されています。
その秘訣は,以下のとおりです。
Yes,Noの意思決定(的確な判断)するためには,次の項目による確認が必要とのことでした。
№ |
項 目 |
備 考 |
① |
本当に必要なことに応えているか |
頭を働かせるための実質的な問い |
② |
選択肢が分かっているか |
③ |
考えに抜いたのか |
④ |
自分に正直になっているか |
心に尋ねるための内面的な問い |
⑤ |
直観を認めているか |
⑥ |
自分の価値を信じているかどうか |
私たちは,プライベートから仕事にわたって,事の重要性に関わらず何かしらの意思決定をしながら生活しています。
一般にその決定は,“失策” がつきモノで,結果,“後悔” する方が多いのではないでしょうか。
私,ボンドも後悔の連続です。昼食時には,選んだメニューに後悔する事すらあります。
そんな事もあり,この書籍に結びつきました。
著者は,述べています。
・ ヒトの判断は事象に対して必要な事に応えていないケースが多く,むしろ望む事を選択する。
・ 選択肢は,多数ある事に気付くヒトが少ない。
・ 成り行きを観ることなく,判断するヒトが多い。
・ ヒトは自分自身についてさえ,真実を見つめようとしないことがある(幻想を信じる)。
・ ヒトは,そのときの気持ちにより結果を予想することができる。
・ ヒトは,自身の価値を無意識のうちに否定する事がある。
みなさん,今日は朝食をとりましたか? また,何を食べたのでしょうか?
我が家の朝食はパンでした。
甘いものを好むボンドは,パンにジャムをたっぷりつけていただきました。
必要な判断をしたのでしょうか?
ここで,本の話に戻ります。
生物にとって,生きるために食事は不可欠です。
従って,栄養学上,朝食のパンは必要です。
しかし,ジャムは望む事象になります。
ヒトは自分自身以外で起こった問題については,冷静に考察できます。
しつこいかもわかりませんが,過去にブログで取り上げた事象等について,みなさん考えてみてください。
まず,あのM社です。
M社が選択した,溶融スラグ骨材の無断使用は,本当に必要なことだったのでしょうか?
次に,祖父達が築き上げた大日本帝国です。
事態を打開するためには,アメリカと戦争するしか選択はなかったのでしょうか?
さてA社です。
A社で発生した強度問題は,本当に解決したのでしょうか?
ある団体です。
その団体が,毎年傘下に発行する合格証は,団体以外での評価を得ているのでしょうか?
春先の配合見直しの提案です。
これは,コンプライアンス問題として提起されましたが,本心だったのでしょうか?
友人へ
貴方は,部門間を調整する能力を存分に備えていて,問題を別の観点から解決できるのではないでしょうか?
『 1分間 意思決定 』 は17年前に発刊された書籍ですが,心に刺さる作品でした。
みなさん,秋は夜長です。ぜひ一緒に考えましょう。
by ベトン・ボンド