トピックス

2014年12月13日 (土)

第13回 技術連絡会を開催

2014年12月13日,第13回技術連絡会(司会:兵庫大阪・木下工場長)を開催しました。

住友大阪セメント株式会社大阪支店からは,待望の安本礼持(あやじ)技術センター長をはじめ2名の方が参加してくださり,40名を超える技術連絡会となりました。

前半は, 「各工場の取り組み」,取引をしている材料メーカーからは 「混和剤の品質」, 「砕石・砕砂の展望」についての発表があり,ソフトメーカーからは 「誤納防止システム」 が紹介されました。

前半の最後は,名古屋支店に行かれた中川哲朗課長から, 「ホトトギスが鳴くとき」 と題したお話を聞くことができました。

GroupHiRAC

休憩をはさんだ後半は, 「 年末調整・消費税・マイナンバー制度・相続税と贈与税 」 について,藤村会計事務所の藤村所長から,興味深い 「税金よもやま話」 から始まりました。

続く,和句柳(和歌・俳句・川柳からきた俗称)さん,今回はハワイについてです。

建設材料の品質管理を行っている,株式会社ピースからは次の2つの課題について,発表がありました。

 「連続式RI法について」
 連続式RI法とは,国土交通省「レディーミクストコンクリートの単位水量測定要領」(案)に掲載されている方法の一つで, 「水分計と密度計によって, ポンプ配管を流れるコンクリート全量の単位水量をリアルタイムに連続測定できる」 ものです。
 その概要と測定結果例を示していただきました。

 「第三者試験機関としての現状」
 全体最適を達成する視点から,「生コン工場と施工者の間にある壁」,「生コン工場と試験業者との中途半端な信頼関係」について,中塚社長から問題の提起が行われました。

最後に,安本センター長から, 『コンクリート舗装の普及』 についてお話をしていただきました。

内容は, 「 コンクリート舗装の現状と将来展望 および各種コンクリート舗装の紹介 」 で,ビデオもはさんでいただき,センター長の語り口が耳に優しく,理解しやすいものでした。

ただ,タイムキーパーの不手際で,十分な時間を提供できなかったことは,心残りです。

発表していただいた皆さん。 ありがとうございました。

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第2部の交流会の前に,フラッシュボムを体験しました。

Desperado_delights 彼らは,NGKなどで活動しているグループ(Desperado delights)です。

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今年の交流会・・・(司会:兵庫大阪・藤野技術課長) 。   飲みつぶれる人もなく無事終了。

GroupHiRAC

GroupHiRAC 

また,来年の開催まで,活動に励みます。 

2014年11月 2日 (日)

再起動 その1

こんにちは,BetonBondⅢ世です。

初代Bondが筆を休めてから数年経過し,時代背景が大きく動きました。
これからはBetonBondⅢ世が,機会のある都度,本ブログで声を上げることにします。

さて, 「レディーミクストコンクリート」 に関連する JIS規格 が改正され, JIS A 5308 : 2014, JIS Q 1011 : 2014 となりました。
猶予期間が過ぎる,2014年9月20日には移行は完了されたと思います。

ここで,分野別認証指針 JIS Q 1011:2014 について再確認してみましょう。

Jisq1011_a31101_2

Jisa5308_51101

   表はクリックすると拡大します。 

なお,虎の巻欄として抜粋した生コンの規格である JIS A 5308 5.容積に関する規定 は,何ら改正されていません。
にもかかわらず,JIS Q 1011 A.3  製造工程の管理の改正は,多くの課題が発掘できるため順を追って記述したいと思います。

 

Ⅰ. JIS Q 1011 A.3 製造工程の管理

表A.3 『3.練混ぜ』 注(3) 4) の要約      製造工程の管理として,強度・スランプ・空気量等の品質試験を実施すると,その試験に要した試料の分だけコンクリートが減ります。

試験用試料採取分だけ減る 』  ことで, トラックアジテーター が 荷卸し地点に 到着したとき,積載容積が納入書記載量を下回る心配 (または可能性) がある場合は,対処せよと規定しています。

ちょっと待った ! 余った試料戻せばえーやん ! そう書いてあるやん。
おっしゃる通りです。
でも,強度試験用の供試体を作製した場合は,その分は残念ながら戻せません。

品質特性の各項目試験と必要な試料量を参考表Ⅰに示します。
(表中の青字部分は,戻すことができない試料量です)

                             参考表Ⅰ.   品質特性の各項目試験と必要な試料量
11101

   表はクリックすると拡大します。 

 

Ⅱ. 何故,今,このような基準が JIS Q 1011 で規定されたのか?     【背景の考察】

雪が深いエリアの経済産業局が実施する立入検査が,発端だと言われています。
そのエリアの生コン会社の 「社内規格」 は,『工程管理としてトラックアジテータから試料を採取した場合は,採取分だけ割増して製造する』  趣旨 の文章が入って (規定されて) いた とのことです。
当該エリアの生コン会社は,何故このような基準を 「社内規格」 に規定したのでしょうか?
どうも原因は,『生コン工場 品質管理ガイドブック』の初期版にあるようです。
このガイドブックは全国生コンクリート工業組合連合会が発行しています。
ガイドブック 平成4年版の P.204 に 『 3.4.4 サンプリングの重要性 』 の(3) に,運搬車からの生コン試料の採取に関して次の記述が確かに存在します。

41101

※1 JIS A 5308 : 2014 の条項ではありません。

表はクリックすると拡大します。 

このためか, そのエリアの 生コン会社だけでなく, 老舗の生コンJIS工場の 「社内規格」 にも同様の記述があったように記憶している という話をされた方もいました。
初代Bondから聞いたお話です。
初代は,師匠マスターO.A に工程試料採取の容積保障について伺ったことあったそうです。


Bond   『工程検査で試料採取するとその分容積が減りますが,わざわざ割増ししなくても 
       いいですね。』

O.A    『あのね。昔,K地区のJIS改正説明会の会場で同じような質問があったよ。
        工程検査は品質管理するための試験なんで,このような質問はナンセンスでしょ
        といった内容の回答があったように記憶しているよ。』 ※2

※2 おそらく平成4年頃の JIS改正説明会会場での質疑と思われます。
        内容を詳細に記憶している方は本ブログ (info@hirac.jp) まで情報を提供ねがいます。
(マスターO.Aがどんな方が興味のある方は同ブログの BetonBond情報局 道標シリーズを参照ください)

ところで, 工程管理用試料採取するトラックアジテータの生コン製造は, 採取試料分の割増しをおこなうと 「社内規格」 に書いてあるだけでしょ。
それが何で問題になったん?

そうです。 本件は 「社内規格」 に規定してあったことが問題になったのではありません。
当該エリアの一部の生コン会社は, 「社内規格」 に規定しているにもかかわらず,実際にこの割増しをおこなっていないことが,経済産業局の立入検査で発覚したのです。
前回の JIS A 5308 と JIS Q 1011 改正(2009年版)のトピックスは,コンクリート製造における材料計量値を一定期間保存しなければならなくなったことでした。
当該エリアの経済産業局は立入検査の際,工程管理用品質特性試験をおこなったアジテータの材料 計量記録を照査した模様です。
この結果,対象の生コン会社が, 実際には  「試料採取分の割増し」  を行っていなかったことが 判明しました。
JIS Q 1011(2009年版)は,工程管理用試験試料を採取した後のアジテータの容積については何も記述していません。
このため本件は,JIS違反ではなく 「社内規格」 違反(「社内規格」を遵守していなかった)として処理されたと伺っています。
さらに,工程管理用試料採取時 の 容積保障に関するこの問題 は,その地域のみに留まらず  JIS Q 1011(2014年版)に規定することで処置されました。

現在, レディーミクストコンクリート JISマーク表示認証 に関連する規格は, 皆さんお馴染みの JIS A 5308 と JIS Q 1011の 2つで特徴は以下の通りです。

1101

   表はクリックすると拡大します。 

ここで重要なのは, 生コン規格 JIS A 5308 は,私たちと係わりのある ZENNAMA (全国生コンク リート工業組合連合会) が原案を作成していますが,生コンの JISマーク表示認証に関する運用について定めた JIS Q 1011 は経済産業省(公) であるということです。

平成17年3月30日付けの令第6号  『日本工業規格への適合性の認証に関する省令』  により JIS認証業務は,公の経済産業局から民間に移管されました。
この現行制度下において経済産業局は,立入検査のみの担当となりましたが, JIS Q 1011 を整備する権利を有していますから注意しなければなりません。
JIS A 5308 と JIS Q 1011 の改正に関して,改正説明会で募集した質疑には, 前者については ZENNNAMA が, 後者については経済産業省が回答しています。
ZENNAMAは長年に渡り,加盟する傘下生コン会社に対して独自の基準による監査(全国生コンクリート工業組合統一監査)を実施し続けています。
私達は,いつかこの監査基準が JIS Q 1011 として運営されるようになる等,JIS表示認証運用の規格についても自ら決定できるよう,自律した業界を目指すべきではないでしょうか。

ここで少し休憩します。


次回は,容積を保証するための具体的な措置について語ろうと思います。
以上,バスクリン (ジャスミンの香り) の湯をこよなく愛するBondⅢ世でした。

See You Next, Soon !

2014年11月 1日 (土)

お久しぶりです !!!

お久しぶりです。

GroupHiRAC

2014年11月1日,3年半ぶりに,活動を再開します。 よろしく・・・

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2011年3月18日 (金)

You'll Never Walk Alone !! がんばろう 日本!

がんばろう日本!

Sonarediter    sonarediter さんのチャンネル から
                  ときどきでる広告は,著作権によるものです。見やすいように × で処理してください。

2010年11月16日 (火)

再生骨材の転圧コンクリート舗装への利用に関する一考察

再生骨材の転圧コンクリート舗装への利用に関する考察 <eyes of Bond>
R2S - 再循環,崩れない(slump)生コン,不人気(slump)なのは・・・?-

・ 再循環(Recycle)
人類の歴史は,構造物と共に続いています。
ピラミッド,万里の長城,パルテノン神殿,法隆寺,エンパイヤーステイトビル・・・。

私たち Group HiRAC は,生コンクリートを製造しています。
広義のコンクリート(セメント,モルタルを含む)は歴史が古い材料ですが,近代構造物築造に不可欠な鉄筋コンクリートは,誕生してから200年弱程度で,石や木に比べて以外に歴史の浅い材料です。

この鉄筋コンクリートは,19世紀フランスで誕生しました。
1848年,J.Mラムボーというフランス人が,鋼製の金網にモルタルを塗り固めた手漕ぎボート作りの特許取得が,鉄筋コンクリートの第一歩となりました。

この特許から 150年ほど経過した1995年。
日本では,建築廃材としてのコンクリート塊が 3,800万tに達した模様です。
豊かな地球環境を子供たちに,そして孫たちに残せるようリサイクル法に基づき 『建設副産物対策行動計画-リサイクルプラン21』 が策定されました。

私たち Group HiRAC は,コンクリートカヌー競技においてカヌーを自作して参加しました。
この活動は, “左ジャブ” すなわち鉄筋コンクリートの歴史への挑戦でした。
カヌーから 3年。
この度,『再生骨材を用いたRCCP製造』として “右ストレート” つまり,コンクリートの未来を切り拓くリサイクルへの挑戦に携わることができました。

〔参考1〕  
コンクリートの歴史
建築材料のリサイクル

・崩れない生コン
2010年2月15日,大阪市大正区にある住友大阪セメント㈱セメントコンクリート研究所。
積み上げられたケースを開けると,再生骨材が保管されています。
“川砂利?!”  いやいや,極僅かですかレンガのようなレキも含まれています。

近くで試験練りミキサが乾いた音をたてて動いています。
練混ぜているというより,まぶしているといった感じに見えます。

ミキサから排出されたその姿は,生コンというより土砂。
これが崩れない生コン,すなわち “ゼロスランプ生コン” との出会いでした。

私たちにとって馴染みのない “ゼロスランプ生コン” は,コンクリート製品やダム建設では使用されています。

日常,あまり気にしませんが,私たちは数多くのコンクリート製品に取り囲まれています。

貴方の家と隣の家の境にある塀は?
いつも踏みしめている歩道に敷き詰められたブロックは?
そうそう,あの電柱だって,ドブだってそもそも・・・

このようにコンクリート製品は,数多くの種類があります。
しかし,これらがすべてゼロスランプ生コンを用いて作られているわけではありません。
即脱方式と呼ばれる製造方法の場合にゼロスランプ生コンが使用されます。
即脱方式で製造されるの代表的なコンクリート製品は,インターロッキングブロックや空洞ブロックです。両者とも,即脱専用の特別なプラント設備が導入されています。

2009年8月30日以降,民主党政権においてダムは無駄の代名詞となりましたが,ダムコンクリート打設工法のRCD工法ではゼロスランプ生コンを使用します。
これはゼロスランプ生コンをブルドーザで敷ならし,振動ローラーで締め固めるという工法であり,単位セメント量の軽減(温度ひび割れ発生の防止)や工期短縮が図れるといった特徴があります。

ゼロスランプ生コンをレディーミクストコンクリート工場で製造する機会はほとんどと言ってよい程ありませんが,特定分野においては確かに存在し活用されているのです。

舗装は,路面の泥濘化(雨天時)や砂塵発生(乾燥時)を防止し,平坦性を良くすることやすべり抵抗性をもたせることにより,車両走行や歩行の快適性や安全性を向上させる役割を果たしています。

車両が通行する道路は,アスファルトかコンクリートで舗装されています。両者の特徴比較を表1に示します。
表1.アスファルト舗装とコンクリート舗装の比較
舗装の種類
メリット
デメリット
アスファルト舗装
・石油精製時の廃材(減圧残油)を有効利用

・早期開放性が優れている
・メンテナンスが容易(場所による)
・リサイクルが可能
・石油精製技術が向上に伴い廃材が発生にくくなってきた。
・たわみが発生しやすい
・設計寿命10年程度
・ヒートアイランド現象に悪影響
コンクリート舗装
・設計寿命が長い
・たわみ,耐摩耗性に優れている
・設計寿命20年
・メンテナンス費用が少ない
・ヒートアイランド現象に効果的
・早期開放性に劣る
・目地設計が必要

RCCP(転圧コンクリート舗装)は,従来のコンクリート舗装のデメリット『早期開放性』を改善した工法です。
ダム工法を舗装に取り入れた工法で,ゼロスランプ生コンをアスファルトフィニッシャーで敷き均し,耐圧ローラーで締め固めを行うことで早期開放性を改善しました。
アスファルト舗装のメリットのうち重要なのは,リサイクルが可能なことです。
アスファルト舗装の打換えでは,はつり取った古いアスファルトガラはダンプトラックで回収され再生アスファルトとして再びいずこかの路面舗装となります。

コンクリート舗装は,主に火災対策としてトンネル内に使用されています。
コンクリート舗装をアスファルト舗装に代わり広く普及させるためには,リサイクル率の向上が必要です。

再生骨材とは,廃コンクリートから骨材を回収し,再びコンクリート用として使用する骨材です。
今回,トレーニングした“右ストレート”は,近い将来アスファルト舗装をノックアウトするための秘策だったのです。

〔参考2〕
全国コンクリート製品協会
即脱プラント
ダム用RCD工法
舗装
転圧コンクリート舗装

・不人気なのは…?
生コンクリートは,バッチャプラントが又は操作盤が勝手に練り混ぜるのではありません。
バッチャプラントや操作盤を駆使して,ヒトが5感と第6感を働かせながら練混ぜています。

これまでの経験から申し上げますと,固練り・軟練り,スランプフロー及びゼロスランプであれ,それぞれでバランスというかハーモニーみたいなものがあります。
通常,生コンクリートを製造しているオペレーターは,スランプやスランプフロー試験結果とチャンネルを合わせながら,そのハーモニーみたいなものを感覚として掴みます。

スランプやスランプフローは,大変優れた試験方法です。
この試験は,器具が単純であり大掛かりな装置や,壊れやすい精密な計器を一切使用しません。
このため,実行しやすい簡単な試験です(コーンへの生コンの詰め方や,コーンを3秒で引き抜く等にはコツが要りますが…)。

オペレータは,試験係が行うスランプ試験を直視して,たった今,練混ぜた生コンクリートの感覚と所要スランプを照合しながら6感を磨きます。

現在の生コン工場が,舗装コンクリートから高強度コンクリートで13種類もあるスランプ・スランプフローを製造できるのは,ひとえに試験方法が簡単だからではないでしょうか?

VC試験,再生骨材RCCPの状態を評価する試験方法です。
200Vの電源を必要とするがっしりした振動台,生コン試料をつめる容器,生コン容器設置後に表面に被せる透明のスリット板……。

試験器具もたいそうなら,測定は極めて難しい試験でした。
実際は,舗装する路面にスランプゼロ生コンを敷いた上にタイヤローラーで踏み固める工法です。
踏み潰した後の路面は,平坦であり(凸凹しない)でモルタル分を程よく表面に浮き上がらせなければなりません。

VC試験は,加圧振動させた生コン中のモルタルが容器上面の透明円板に引付くまでに要する時間を測定します。
詳細は,当ウェブの動画をご覧ください(https://hirac.lekumo.biz/main/2010/02/post-28b1.html)。

加圧振動の影響でスリット部分からモルタルが滲みでてきますが,このときの時間がVC値となるわけではありません。
透明円盤へのモルタルの付着が均等に分布し,スリット部分から細骨材が数粒浮き上がった時間を計ります。

何分,計測結果に個人差がでやすい試験ですから,測定結果は,3人がそれぞれ計測し最後に平均した時間を測定結果とします。

加圧振動中。
……測定者の3人はVC振動台を真ん中にして,片手にストップウオッチを握り締めて互いの頭を付け合せながらスリット板とニラめっこしています。
測定者が頭をかがみこんでいるため,たとえ明かりをつけてもスリット板が日陰となり,
透明円盤へのモルタル付着度合いが余計見えにくくなります。
最後まで,付着度合いを見極めることができないヒトもいました。

さて,今回は修正VC値と称する値で評価しています。
私達の耳に,『修正』というコトバがひっかかり,例えば,測定値(ストップウオッチの読み値)を換算し,この換算値で評価するのかなと考えていました。

一般にVC試験は,加圧振動させた生コン中のモルタルが容器上面の透明円板一面に付着する時間を計測します。
ところがRCCPの場合,透明円盤一面の時間では施工性に富んだワーカービリティーを評価できないため,修正と呼称される透明円盤の半分の付着時間で評価するようになった模様です。
どうやら,事前に工事現場でのタイヤローラの締め固めしやすさと,修正VC値の関係を把握して基準値が規定されたようです。
つまりVC試験は,タイヤローラ仕上げやすさを考慮したRCCPを評価するための適切な試験なのです。

挑戦者(再生RCCP)が王者(アスファルト舗装)をノックアウトするためには,パンチだけはなくフットワークが必要ではないでしょうか。

フットワークとは何か?
生コン製造者が開発するRCCPのワーカビリティーを評価する簡易な試験方法です。

科学的根拠のない無責任な空想かもしれません。
RCCPは生コンというより土砂に近いため,そのワーカビリティは,スランプ試験のように糊状の評価ではなく,湿り気というか湿分で評価できないでしょうか?

例えば,コンクリートブロック製造会社は,ブロック製造に使用する生コンを手で握りしめた後の状態(3本程度のひび割れが発生していたら良好)でワーカビリティの良否を判断しています。
これは,生コン会社で細骨材の表乾状態を,触手で判断する作業と類似しています。
それなら,チャップマンフラスコを使って再生RCCPのコンシステンシーを評価できないものかな?……。

産・官・学が連携して,再生RCCPをアスファルト舗装の地位に押し上げようとしています。このうち官・学は,トレーナーとコーチです。
リングで試合をするのは,産である私達生コン会社です。私達のトレーニングと探求は,今始まったばかりです。

最後に,鹿島道路株式会で工学博士や技術士を持つ技術者の方々へ。
本件について,私達と一緒に汗を流してご指導下さいましたこと深く感謝申し上げます。

2010年9月 1日 (水)

コンクリート打継目処理剤の凝結遅延効果の確認試験報告

8月3日に行われた,『コンクリート打継目処理剤の凝結遅延効果の確認試験』 の強度結果が出ました。

今回は,凝結遅延剤の効果について再確認を希望する施工会社の意向によって行われたものです。 実験は,2つの銘柄で行われましたが,製品による差はありませんでした。

20100803047

 

 

 

 

 

 

 

 

   コンクリート打継目処理剤実験計画書
   コンクリート打継目処理剤実験結果報告書

2010年8月 4日 (水)

コンクリート打継目処理剤の凝結遅延効果の確認試験-結果

容赦なく照りつける太陽のもと,洗出し作業が始まりました。

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比較項目は,次の 5項目に分かれます。

1. 標準
      供試体作製後10分経過し,300g/㎡散布した20時間経過ものを標準とする。

2. 製品
      ルガゾールCT-21 との比較

3. 洗出しまでの経過時間
      散布後洗出しまでの経過時間20時間と24時間との比較   〔散布量300g/㎡で比較〕

4. 散布量
      散布量300g/㎡と450g/㎡〔通常の1.5倍〕 との比較

5. 散布までの経過時間
      供試体作製後10分経過と40分経過との比較   〔配合別・洗出しまでの経過時間別〕

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洗出しに使用したジェットウォッシャー
消費電力 3.7kw,ポンプ圧力 50kgf/㎝3 吸水量 30リットル/min

洗出し時間は,30秒としました。

結果は,概ね予想していたとおりで,散布量は通常の1.5倍使用した場合が良好でした。

また,普通ポルトランドセメント使用のコンクリートでは,供試体作製後10分経過時よりも,40分経過時に散布した方が美しく仕上がりました。
これは,ブリーディング水がほとんどなくなっていたためと考えられます。

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Cimg0575  

 

 

 

 高強度域〔W/C 38%〕

 左:10分後散布   右:40分後散布

 散布量: 300g/㎡

Cimg0576  

 

 

 

 

 

 洗出し状況

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後日,詳しいレポートが出来れば,公表させていただきます。

 

2010年8月 3日 (火)

コンクリート打継目処理剤の凝結遅延効果の確認試験

コンクリート打継目処理剤として使用されている『表面凝結遅延剤』の,「散布時間」,「洗い出し時間」,「散布量」,「製品別」の変化による適用性を確認するための実験を行いました。

「凝結遅延剤」という種類で,各混和剤メーカーとも扱っていますが,今回の実験主体は,日本シーカ株式会社 ルガゾールC とし,比較として 竹本油脂株式会社T-21 を採用しました。

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配合は次の3種類です。

1.   W/C 50% - 18 - 20 N
      (水セメント比50%,スランプ18㎝,粗骨材の最大寸法20㎜,普通ポルトランドセメント)

2.   W/C 41% - 18 - 20 N
      (水セメント比41%,スランプ18㎝,粗骨材の最大寸法20㎜,普通ポルトランドセメント)

3.   W/C 38% - 45 - 20 L
      (水セメント比38%,スランプフロー45㎝,粗骨材の最大寸法20㎜,低熱ポルトランドセメント)

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練混ぜ方法

容積50 リットルの強制練り 2軸ミキサを使用し, 1配合につき バッチ35 リットルを,散布時間に対応して 2回練り混ぜました。
また,粗骨材,細骨材およびセメントを投入し,15秒間空練りをした後,水・混和剤を加えて90秒間練り混ぜました。
なお,低熱ポルトランドセメントの配合については,練上がり後5分間静置した後,30秒間攪拌し排出しました。

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確認項目

1.  フレッシュコンクリートのスランプまたはスランプフロー
      空気量
      コンクリート温度
      ブリーディング試験
      圧縮強度試験(材齢7日,28日)

2.  凝結遅延剤の使用量   0g/㎡,300g/㎡,450g/㎡

3.  散布時間   コンクリート打設 10分後,40分後

4.洗い出し時間   散布後20時間経過後,24時間経過後

凝結遅延剤の散布は,角柱供試体〔15×15×53㎝〕を使用し,真ん中にセル板で仕切り,18種類の組み合わせで行い,明日洗い出しの比較を行います。

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Cimg0496  

 

 

 

 

 

 供試体作製

Cimg0481

 

 

 

 

 

 使用量,散布時間により処理

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 表面凝結遅延剤の散布

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実験の行われている堺臨海は,最高気温が35℃を超える酷暑。

熱帯夜を迎える供試体は・・・,Image20
                  明日の洗出しが楽しみです。

2010年4月 8日 (木)

大阪南港でRCCP-再生骨材を用い道路補修

3月13日に行われた「再生骨材を用いた転圧コンクリート舗装(RCCP)」工事について,
業界新聞に紹介されています。

セメント新聞-2010年3月22日(月曜日)20100322cement

日刊建設工業新聞-2010年4月7日(水曜日)20100407daily

2010年4月 1日 (木)

平成22年4月1日から,新たな 5項目への対応が必要です。

Tsubomi1JIS A 5308:2009 では,『レディーミクストコンクリート納入書』への配合表の表示を
求めており,JIS 工場では,これに対応して 「新たなシステム」 を構築する必要が
あります。
        

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Point1  レディーミクストコンクリート配合計画書の書式変更  〔配合表欄追加〕

Point2  購入者からの要求がある場合,納入後に計量記録及びこれらから算出した単位量を提出

Point3  計量に関する記録の保存   〔 5年間 〕                                                          Injikei

Point4  計量印字記録装置の導入   〔使用の場合〕

Point5  計量印字記録装置の精度を確認   〔読取り値と印字記録値との検証〕

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2010年3月26日 (金)

コンクリート舗装の普及に向けた取り組み-竹津研究員

住友大阪セメント株式会社 セメント・コンクリート研究所 竹津ひとみ研究員が
   「関西地区でのコンクリート舗装の普及に向けた取り組み
      ~舗装用骨材資源の有効利用に関する研究PJ~        を発表されました。

皆様のお役に立てばと思い,公表させて頂きます。

なお,画面をクリックして頂きましたら,内容を見ることが出来ます。

Rccptaketsu

資料 : 「コンクリート舗装の普及に向けた取り組み
      プレゼンテーションアルバム

2010年3月13日 (土)

再生骨材使用 RCCP ,大阪南港かもめ大橋東詰で試験施工

いよいよ,出荷の日です。

新材100%,再生骨材50%,再生骨材100%の順での出荷です。

大阪市港湾局施工管理の方も到着し,出荷開始。

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最初の品質管理試験 !!!

緊張のVC試験です。
練混ぜ直後のスペックをクリアして,歓声と拍手がわき起こりました。

施工状況1

施工状況2

施工状況3

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練混ぜ直後の品質試験(修正VC試験)

ダンプトラックに積込み

試料採取

供試体作製

運搬

現場到着寺の修正VC試験

現場到着の連絡を受けて,施工管理者の立ち会いのもと,修正VC試験を実施。

打設状況

転圧

RI密度計による転圧密度の測定

昨日行った,キャリブレーションをもとに測定

養生

供試体搬入

散水

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現場には,プロジェクトリーダーの大阪市立大学 山田  優 名誉教授 やセメント協会ならびに多くの関係者が見学に来られていました。

私たちGroupHiRACは,今回のプロジェクト参加で,貴重な経験をさせて頂いたことを感謝すると共に,鹿島道路やセメントコンクリート研究所の方々のたゆまぬ努力を目の当たりにすることで,新たなステージへの目標をたてることができました。 

これからも,コンクリートの可能性拡大に向けて取り組んでまいります。 謝Photo

                                         Be ambitious !

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2010年3月12日 (金)

再生RCCP 実機試験練りを実施

朝から予定していた実機試験練りが,通常の出荷が入ったため夕方からの開始となりました。

実機試験は,実際にコンクリート製造プラントで練混ぜ,試験室で製造した目標の性状と,同等のものができることを確認する目的で行われるため,通常の出荷がある場合には原則的には行いません。

RI密度計キャリブレーション用供試体の組み立て以外は,出荷の終了を待って行われました。

日の沈みかけた工場では,全員が防寒着を羽織っての作業です・・・。

確認事項は,

① 練り量確認      : 排出性 (堺臨海)

② 修正VC値       : 練混ぜ直後,40分後 (住友大阪セメント中央研究所)

③ RI密度計キャリブレーション      : 目標締固め度   90,95,100% (鹿島道路試験所)

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VC試験

プラントでの管理目標と運搬後打設までの経時を40分と見込んだ目標値を確認しました。

RI密度計キャリブレーション用供試体の作製

目標締固め度 3水準(90,95,100%)

RI密度計キャリブレーション

後片付けの後,打合わせをして解散しました。

                              To be continued !!!

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2010年2月26日 (金)

再生RCCP配合確認試験-現場担当者立会試験

2月15日,16日に行われた配合試験結果によって,次の3種類の暫定配合が決定されました。

1. 新材100%
2. 再生  50%
3. 再生100%

曲げ強度も,材齢7日強度が目標強度を満足しています。

今日は,実施工に向けて大阪市港湾局の担当官の確認を頂き,示方配合としての承認を得るための立会試験を,出荷工場となる堺臨海の試験室で行いました。

配合の確認は何事もなく終了し,あとは 3月中旬に予定されている実機試験と実(試験)施工を待つだけとなりました。

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暫定配合試験練り

VC試験

供試体作製

供試体仕上げ

                              To be continued !!!

フォトアルバム : 2月26日,配合確認試験(立会試験)

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2010年2月18日 (木)

「舗装用骨材資源の有効利用に関する研究」 ただ今進行中

道路舗装には,「アスファルト舗装」と「コンクリート舗装」があります。

「アスファルト舗装」か「コンクリート舗装」か,「コンクリート舗装」の上に「アスファルト舗装」など,両者の長所を生かす設計や施工が考えられてきました。

この「コンクリート舗装」に,古い建造物などから取り出した 「再生骨材」 を利用するプロジェクト 『 舗装用骨材資源の有効利用に関する研究 』 が , 新都市社会技術融合創造研究会-コンクリート舗装グループによって進められています。

また,研究会の15番目となる,このプロジェクトは,次のように紹介されています。
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研究の目的

近畿の天然砂不足への対応,また資源の有効利用,環境保全の観点から,種々の骨材資源の活用を検討し,舗装用骨材の安定供給・品質管理策を提案する。

研究の概要

  1. 砕砂および砕石粉・砕石スラッジの舗装用材料としての利用法
  2. 鉄鋼スラグの舗装用細骨材等としての利用法
  3. ごみ・下水汚泥等溶融スラグの舗装用細骨材としての利用法
  4. 排水性舗装・各種環境舗装のリサイクル推進策
  5. コンクリート舗装の普及に向けた再生骨材,砕石粉等の利用方法
など,種々の骨材資源の活用と,それらの品質管理方法について検討する。

研究期間

平成20年4月~平成23年3月

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研究には,「産・官・学の連携で都市と地域の未来をひらく」の目的通り,多くの方々が参加されています。

今回は,研究の概要 「5. コンクリート舗装の普及に向けた再生骨材,砕石粉等の利用方法」 の項目で,大阪市港湾局,鹿島道路株式会社,住友大阪セメント株式会社セメント・コンクリート研究所が連携して取り組んでおられます。

現在, 再生骨材を使用した舗装コンクリートの試験施工に向けて,配合決定のための試験練りが進行中です。

後日,全容は研究会を通じて発表されると思いますが,試験練りの一部をご覧ください。

特に,鹿島道路株式会社の,多くの工学博士・技術士の皆さんが,自ら汗を流して作業をされる姿に,お手伝いをした私たち Group HiRAC のメンバーは感銘を覚えました。 

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      練混ぜ

            

      修正VC値(秒)の測定
      VC振動締固め試験方法【転圧コンクリート舗装技術指針(案) 付録5】

            

      VC試験(単位水量105kg/m3 ,練り上がり直後修正VC値12.7秒)

            

      VC試験(単位水量105kg/m3 ,40分後修正VC値20.3秒)

            

      曲げ試験供試体作成 ・表面仕上げ

            

      ラッピング試験用供試体作成                   Good Job !

            

                              To be continued !!!

フォトアルバム : 2月15日,配合決定試験(単位水量の検討)
フォトアルバム : 2月16日,配合決定試験(単位セメント量の検討)

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2010年1月17日 (日)

マインド

『 会いたい,もう一度会いたい。   会いたい。 』

自宅が倒壊し,長男とホームステイしていたオーストラリアの青年を亡くした遺族代表の方が,
兵庫県公館で開催された,阪神大震災の犠牲者を悼む 「15周年追悼式典」 で,その想いを
述べられた。Kibounoakari

直後の被災地周辺にうかがう機会が多かったため,
当時の光景を思い出し,万感迫るものがある。

死者 6,434 名 行方不明者 3 名
負傷者数は 40,000 名 を超える。

傾いた軒先に,
「見せ物じゃない。ジロジロ見るな」 の張り紙が,
住民の鋭い眼差しと共にあった。 

 

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      阪神・淡路大震災記録資料展(神戸市役所 2階市民ギャラリー)より - 神戸市消防局

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   兎追いし かの山Tetsujin28          小鮒釣りし かの川
   夢は今も めぐりて        忘れがたき 故郷

   如何に在ます 父母       恙なしや 友がき
   雨に風に つけても        思い出ずる 故郷

   志を はたして               いつの日にか 帰らん
   山は青き 故郷             水は清き 故郷

 

 過ぎ去りし日々を心に留め,
                                 若き技術者の奮闘を願う

                                2010.1.17   フーテンの熊 

         

2010年1月 3日 (日)

平成22年4月1日から,(新)納入書が適用になります。

Photo 現在の使用されている 『レディミクストコンクリート納入書』 は,平成22年3月31日まで !!!
平成22年4月1日からは,『ユーザーに対する情報提供の拡充』を目指し,購入者にトラック
  アジテータ毎に提出する「納入書」に配合表を記載することが義務づけられています。
    また,購入者から要求があった場合は,バッチ毎の計量記録及びこれらから算出した単位
  量を提出しなければならないことになりました。
    社内規格の整備やJIS登録認証機関への変更届など,対応は出来ていますか?Nounyuusyo2

 

 

 

 St3

 
 

    「レディミクストコンクリートのJISを改正」 6頁  平成21年3月3日   経済産業省産業技術環境局

2009年12月 3日 (木)

再認証審査を受ける!

塩谷 篤雄 主任審査員〔オフィスサンテック〕(リーダー)と
和田 茂信 主任審査員〔㈱ジョウトク〕の審査チームをむかえ,12月2,3日の 二日間の
審査を受けました。

今回は,2回目のステージアップとなる再認証審査〔更新審査〕です。

また同時に,品質マネジメントシステム-要求事項(ISO 9001)が,2008年11月15日に
追補改訂版として発刊されたことを受けた,移行審査も同時に行われました。
〔 ref.    ISO 9001 Fouth edition 2008-11-15,JIS Q 9001 2008-12-20

2名の管理責任者が改善に努めてきたシステムは,『不適合』 なく終了しました。

2工場の審査を振り返ると, 『 審査を受ける意味 』 や 『 欠点は自らが正す 』  基本的な
ところで成長が止まっており,ステージアップにはまだまだ・・・という印象です。

管理責任者のリーダーシップに期待します。

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2009年10月25日 (日)

リタイヤ

Kojin13 きのう,久しぶりに野球をテレビ観戦した。

Kojin13 パリーグのクライマックスシリーズである。

   自らの去就問題でマスコミを賑わしていた,野村監督の戦い方を見たかったからである。
   結果,1勝3敗で,監督を去ることになった。

Kojin13 実のところ,嫌いではないが苦手な監督の一人である。
   でも,時折発するコメントの,仕事にかけた時の深さにハッとさせられる。

      先入観は罪、偏見は悪 
      安打多くして,得点少なし
      戦いに勝つは易し、勝ちを守るは難し
      人生の最大の敵,それは「鈍感」である
      勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし

_05 ノムさん22分間最後のボヤキ 』 が,日刊スポーツに掲載されていた。

      ・ 仙台のファンの人、ごめんなさいね。

      ・ ビッグゲームはチームの力が一番出る。
          チームへの指導,教育がもろに出る。 嫌なことをやってくる。
          ここまでくると力の差はない。 メンタルな部分の差だ。
          それがうちはできない。 日ごろの教育の大事さをしみじみ思う。

      ・  相手のスキを突く,気配を感じる。 空気を読む。 それがオレの大好きな無形の力だ。
          言葉でやんや言ってきても,全然,選手たちが理解できなかった。

      ・  こういう教育は誰がやるのか。 その辺が定かでない。

      ・  こっちはだれにするか迷う。
          信頼,信用していないのが以心伝心伝わる。
          監督は選手を生かさないといけないのに殺してしまった。

      ・  教え子が野球界にいるのは,やっぱり縁だね。 喜ばしいこと。
          人間何を残すかで評価されるけど,人を残すのが一番。
          少しは野球界に貢献できたかなという心境だ。

Kojin13  ひまわりと称した長島選手との確執が伝えられるが,
     『 球界全体を活性化させるため 』 の戦略だったと知る人は少ない。

Kojin13  『 人を残すのが一番 』 - 身近では,聞かない言葉である。

 月見草のボヤキは聞けなくなる。

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2009年9月17日 (木)

JIS A 5308:2009 への猶予期間は,平成21年9月19日までです!

平成21年3月20日に公示された,JIS A 5308 : 2009への猶予期間は,
平成21年9月19日までです。

JIS A 5308:2009 のまえがきに、次のように明記されています。

・・・,JIS A 5308 : 2003 は,この規格に置き換えられた。
なお,平成21年9月19日までは,JIS A 5308 : 2003によることができる

猶予期間の終了は,『 立入検査 』 の再開をも意味します。St1

社内規格などの見直しは,終わりましたか ?

残るは,平成22年4月1日から適用することになっている,
単位量を記載する 『 レディミクストコンクリート納入書 』 への対応です。

Tile7  JIS登録認証機関協議会(JISCBA)解釈集が改訂されています。(2009.9.2) ==============================================================================================================

     Unicef

     

     Kataru2

     Kataru2

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