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2009年2月

2009年2月24日 (火)

兵庫大阪-定期の認証維持審査終了

堺臨海に続き,平成21年2月23日から24日にかけて,兵庫大阪でもJISの認証維持審査が行われました。

2日間の審査は問題なく終了し,あとは製品認証のための供試体採取とその確認を待つことになりました。

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2009年2月21日 (土)

『 氏変更 』

ボンド,ベトン・ボンド。今週から,JIS A 5308 と関連規格のJIS改正についてです。
ある大臣の失態と現行政権の行方が盛んに報じられています。
ボンドは,ある方との会話であの大臣の失態を知りました(月曜日のことです)。
しばらくあわただしい日々が続いていましたがやっと落ち着き,大臣の記者会見をインターネットの動画で確認することできました。

先週,JIS改正情報をシリーズ化してお伝えすることを宣言しましたが,ようやくペンを取る余裕もできました。

今週は,所謂 “石” の規格 『 JIS A 5005  コンクリート用砕石及び砕砂 』 の改正について紹介させていただきます。

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第1回 JIS A 5005:2009 コンクリート用砕石及び砕砂

Jisa500520093  

 

粒の大きさ
 骨材製造の立場からみると,道路用砕石に類似した粒の区分が追加されますから,製造
しやすくなるかもしれません。
 一方,使う立場の私達生コン側にとっては,1部分不満があります。
 それは,これまで 砕石2015 と称して使っていたモノが,砕石 2010 に変わるからです。
 骨材製造業者が粒度調整用のふるい網を変更しなければ,粒度分布は変わりません。
 まるで,女性(砕石2015)が結婚(規格改正)して,(砕石2010)に苗字が変わるのと似て
います。性格すなわち中身(粒度分布)は変わりません。Jisa500520092_2

■ ふるい分け試験方法
 ふるい分け試験は,JIS A 1102 として規定されていますが,JIS A 5005 での微粒分を取り
除いて実施することは規定されていません。
 砕石・砕砂を製造するJIS表示認証取得工場には,洗い試験を終了した試料で,ふるい分け
試験を実施するよう検討しているところもあるようです。
 いずれにせよ,砕砂や砕石の粗粒率に与える影響を確認する必要があります。
 また,生コン工場も,工程の管理で実施する粗粒率について考察しなければならないかも
しれません。
 ある砕石・砕砂JIS表示認証取得工場のデータです。
Jisa500520091
 これによると,試験方法の違いは粗粒率に影響します。
 JIS A 5005 の方法では,粗粒率が大きくなります。
 ただし,砕砂の粒度分布が変更された訳ではなく,評価方法が変わっただけで,コンクリート
の配合設計に何の影響も及ぼしません。
 なお,工程の管理で実施する粗粒率は,試験の合理性等の観点から試験結果を補正する等,
工夫する必要があるかも知れません。

JIS改正について,一気に解説すると,大変長くなります。
見るほうも,あまりに長いと嫌になるだけですから,一旦休憩を取ります。
次週は,微粒分量と粒形判定実積率及び,具体的な対応についてお話します。

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『おいっ! 先週のナゾナゾの答えはないんかいな?』 by ろん毛のペルーボンド
『まぁ~た ひっぱっとうわ』                  by 尼西のトラ
『ほんまは知らんのや!』                  by Mr.ミッキー
『そんなんありましたっけぇ?』               by か細い声の沈黙の巨人
                            (新キャラクターです)

このコーナーはしばらく続きますから,1つずつに答えをいいますよ。
生コンJIS工場が,遵守しなければならない基準類の1つ目。
それは,平成17年3月30日 厚生労働省,農業水産省,経済産業省,国土交通省令第6号
日本工業規格への適合性の認証に関する省令』 です。
詳細は,新JISマーク認証の手引き(P129~P162)をご覧ください。

この省令が公布されたときの経済産業大臣は,冒頭の失態をさらしたあの大臣でした。

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 いやな花粉の香りがただよう季節です。
    以外に敏感な粘膜の持ち主です。
             by ベトン・ボンド

2009年2月17日 (火)

堺臨海-定期の認証維持審査終了

平成21年2月16日から17日にかけて行われた,JIS認証維持審査は問題なく終了しました。

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JIS A 5308の改正が,平成21年3月20日に公示予定!

JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の改正が平成21320日に公示される予定です。 A 5308 改正規格には,環境への配慮が盛り込まれています。
 ① 再生骨材の引用
 ② スラッジ水の利用の促進
 ③ 付着モルタルの利用範囲の拡大

同時に改正される予定の関連規格   
  Q 1011   適合性評価-日本工業規格への適合性の認証-
                        分野別認証指針(レディーミクストコンクリート)
  A 5005   コンクリート用砕石及び砕砂
  A 1801   コンクリート用細骨材の砂当量試験方法
  A 1802   遠心力による細骨材の表面水率試験方法5
  A 1803   粗骨材の表面水率試験方法
  A 1804   骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(迅速法)
  A 1805   温水養生法によるコンクリート強度の早期判定試験方法

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2009年2月 8日 (日)

『 契約 』

ボンド,ベトン・ボンド。
近々,生コンの工業標準化規格 “ JIS A 5308 ” と “ JIS Q 1011 ” が改正されます ( 3/20 官報公示予定)。
日本規格協会が協賛で開催した説明会をはじめ,登録認証機関等も改正説明会を開催しており,改正内容はすでに公開されています。
これらの説明会は,改正の最終原案に基づいて実施されましたが,パブリックコメントとして改正に関する意見を集計し,再度内容を検証したあと,正式に官報で公示されます。
新しい規格は,この後発行されることになります。(JIS A 5308   改正説明会質問への回答

一体,私たち生コン製造に従事している者は,これらの工業規格をどこまで熟知しているのでしょうか。
そう !!!  私たちは,意外と生コンの工業規格を知らないかもしれません。

なぜなら,これらの規格をじっくり読むと眠たくなります。
いやもとぃ,細部にわたり規定されていることが分かります。
『 適用範囲は,荷卸し地点まで配達されるまでである 』 とか,
『 製造工程の管理で砂のふるい分けは,1回以上/日実施せよ 』 とか,
『 現場配合の指示方法を規定せよ 』 等です。
改正についての詳細や,具体的な対応方法については,次週から紹介するとして,今回は規定についてみなさんと一緒に考えたいと思います。

なぜ,生コン工業規格は細かく細部にわたり定められているのでしょうか?
それは,日本国が法治国家だからだと思います。

そのむかし,明治維新のころ,近代国家の仲間入りを果すため,かつての千円札に乗っていた伊藤博文たちはヨーロッパの国々を視察し,憲法を学んだそうです。
このとき,日本の視察団はヨーロッパの国々の憲法が細部にわたっていることに大変驚かされたと聞いたことがあります。(大日本帝国憲法

ヨーロッパの国々の根幹は,キリスト教です。
このキリスト教は,契約教ともいわれておいます。
つまり,唯一の神様だけとの約束を守る宗教です。
ちなみにイスラム教やユダヤ教も唯一の神との契約教ですが,これら 3つの宗教は,それぞれ,約束の解釈が異なっています。(契約宗教

たとえば,ユダヤ教では,食べてよい物,食べてはいけない物,すなわち 『 食物規定 』 を明確に定義しています。
イスラム教によると,豚は食べてはいけない物で,どのように加工されようが例外を認めません。

一方,日本の 『食物規定』 は,環境や状況でコロコロ変化してきました。
徳川幕府時代の 『食物規定』 は,四本足の動物は食してはならないとされていました。
ところが,ウサギは一羽・二羽と数えるから,いわゆる鳥として分類していいるから食べても良いとか,イノシシは山鯨と呼ばれるから食べても差し支えないなどとして都合よく例外を認めてきました。
この例外は,ときの 『おふれ』 として 『文書化』 されたわけではなく,慣例として解釈されていたようです。

キリスト教やイスラム教そしてユダヤ教の神は,とても残酷です。
戒律を破った人間は,ためらうことなく消し去ってしまいます。
このため,民族の存亡をかけて,神と対話する 『預言者』 というヒトを必要としてきました。
このような背景のもとで,憲法(法律)が形成されたのです。

明治維新を経た偉人達は,この憲法(法律)を学び,これを取り入れました。
もちろん,法律には犯すことのできない項目もありますが,たとえば車を運転するときの法定速のように,違反が即,生命の危機におよばないものもあります。
また,工業標準化法を含む日本の法律には, 『 原則として 』 とか, 『 望ましい 』 といった白黒はっきりしないものが多数あります。
これは,法そのものが良否ではなく,どのように解釈し運用するのかといった問題かも知れません。

いずれにせよ,本当に私たちは,生コンに関する工業規格を熟知しているか真剣に考える必要があります。
生コン工場として,生コンの規格を遵守するためには,試験係といった特定のヒトだけが規格を理解していればよいという時代はとっくに終わっています。
生コンは,生コン会社に従事しているすべてのヒトが造りこむ工業製品なんです。

生コンJIS工場が,遵守しなければならない基準類は 5つあります。
HiRACの皆さん,何かわかりますか ?
さぁ,来週までゆっくり考えてみましょう !!

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   立春が過ぎました。暦のうえでは春。
              by ベトン・ボンド

2009年2月 3日 (火)

認証維持審査(JISサーベイランス)実施予定

定期の認証維持審査実施(JISサーベイランス)予定

1.   審査(認証取得)工場

   堺臨海   : 2009年2月16日(月)~17日(火)
   兵庫大阪 : 2009年2月23日(月)~24日(火)

2.   製品認証の対象製品

   レディーミクストコンクリート

   JIS A 5308   レディーミクストコンクリート

   普通コンクリート・舗装コンクリート
   軽量コンクリート・高強度コンクリート

3.   経営者の出席

   「オープニング会議」,「経営者の責任」及び「クロージング会議」は,
   工場長が必ず出席すること。

4.   活動状況を確認するための文書及び記録類を審査場所に用意しておくこと。

5.   審査のための会議室,コピー機および電話などを使用しやすいように整理整頓しておくこと。

                                    以上

2009年2月 1日 (日)

『 雑談 』

ボンド,ベトン・ボンド。
HiRAC の皆様,サーベイランスお疲れ様でした。
また,JISのサーベイランスも会わせて,見直しをお願いします。
みなさん,お疲れでしょうから,今日は思いつくままに雑談してみましょう。

先週末は,長距離にわたり,車を運転しました。
最近の車といえば,リース車でもカーナビが標準装備されています。
しかし,乗った車は,あの有名な“プ○○○”でしたが,残念ながらカーナビは付いていませんでした…。
けれども,ハイブリッド車でしたので,ガソリンを使って駆動しているか,バッテリー駆動しているかが表示されてディスプレイが付いていました。
ボンドはカーナビ付きの車が習慣となっているためか,頻繁にディスプレイに目が行き,その都度,地図表示が無いのに違和感がありました。

では,いつもカーナビに行き先を入れたり,頻繁に使っているのかと言われると,実はあまり使用していません。
でも,無意識のうちに現在地をカーナビで確認していたのです。
(ここだけの話しですが,実はボンドは方向音痴なのです)

さて,カーナビをお持ちの方,画面をどのように設定にしていますか?
ボンドは,3D画面にしています。
車を運転しているときの風景が3次元だからです。
身近な人たちに聞くと,画面を3Dにしている方は少ないように思います。

確かに,自分が全く知らない特定の場所に行かなければならないとき,カーナビは絶大な力を示します。
そのとおりに走ればいい事と,道を間違えても,新たな経路を示してくれるからです。
しかし,“右折して下さい!”,“右方向です”と指示されるのはあまり好きではありません。

ボンドが運転免許を取得して数年が経った頃,カーステレオと一体化したテレビが登場しました。
当時は車にテレビなんて大変贅沢だなぁと思うと同時に少し憧れました。

テレビといえば,27年前に“テレビウォッチ”という腕時計が発売されたのを御存知ですか?
当時この腕時計は,007 の“オクトパシー”でジェームス・ボンドの秘密兵器として,映画にも出演しました。

当時,中学生だったボンドは,これまたこの腕時計に憧れましたが,あまりにも高価であったため(10数万だったように記憶しています),指をくわえてCMを観ていました。
今にして思えば,映画にも登場したこの時計,あまり普及しなかったのではないでしょうか?

ときを経て,2005年12月になると,テレビ(ワンセグ放送)が受信できる携帯電話が登場します。
端末機が高価になった今でさえ,テレビウォッチと比較すると安価です。

満員電車の中には,ワンセグ携帯でテレビ観賞している方を見かけるようになりました。
このようにワンセグ携帯を活用するヒトは,女性よりも男性のほうが多いように感じます。

ボンドが家に帰宅すると,子供たちがテレビを占領しているため,見たい番組をみる事ができません。
……っという理由をこじつけて(端末機も古かったし),2007年に携帯電話の端末機をワンセグにしました。

いまの携帯電話は,テレビ・メール・カメラ・ビデオ等,多機能ですが,あの分厚い説明書を読む気にならず,一番使っている機能が目覚ましのアラームだけのように思います。
 
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 2月になりました。“鬼は家 !,福は外 ???”
             by ベトン・ボンド

     Unicef

     

     Kataru2

     Kataru2

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