『 伝言 』
ボンド,ベトン・ボンド。
今週は,“ 伝言 ” について考えてみましょう。
人類は,言葉で意思疎通できるから,他の生物より強く,地球に君臨しているのだと言われています。
一方,チョコレートを食べたことがない人から 『 チョコレートはどんな味がしますか?』 と聞かれたら,皆さんはどのような説明をしますか?
きっと,ちかくのセブンイレブンでチョコレートを買って,その人に渡し 『 ほら,食べてご
らん 』 と答える方が多いのではないかと思います。
そうです。“ 百聞は一見にしかず ” という諺があるように,言葉には限度があります。
ところがです。仕事をするうえで,私たちは経験していない人に,事象を伝えなければならないシーンに度々遭遇します。
例えば,“ 配達中の交通事故 ”,“ プラントの故障 ”,“ 現場からのクレーム ”等がこれに該当します。
チョコレートの味などの場合は,相手に“ 食べる ”という経験を与えることができますが,事故,故障,クレームは,伝言先に内容を経験させることが出来ません。
さて,伝言の方法についても考えてみましょう。伝言は,主として次の3種類があります。
① 相手と会って会話する
② 相手と電話により会話をする
③ 相手に文章を渡す(メールも含む)
①→③につれて,伝言しにくくなります。また,伝言内容は,以下に注意する必要があります。
・聞き手(報告先)は何も知らない
・誰が(主語)何をした(述語)のか
・事実と考察を混同しない
・文章の場合は,読みやすいように適切な長さにする。
〔ボンドは,3行以内の文になるよう箇条書きを心がけています〕
ボンドは,伝言を数多く行うことによって,伝言がうまくなると思っています。
また,各部門の風通しをよくするためにも,業務で発生する事故・クレーム等は,どんどん関係部門に発信していく必要があると思います。
初夏の風を感じながら,満開の“つつじ”に感動しているボンドでした。