モノづくりの地,東大阪で第8回技術連絡会
第8回技術連絡会が,東大阪市にある『クリエイション・コア東大阪』で開催されました。
アカデミーな建物でした。
9時より始まった連絡会は,溝淵兵庫大阪工場長の司会で進行され,岡澤堺臨海工場次長の開会の挨拶で幕を開けました。
ひきつづき,東大阪宇宙開発協同組合<SOHLA>理事長 今村博昭氏の挨拶をうけ,予定の発表と続きました。
挨拶される今村博昭理事長(左)
特別講師の棚橋秀行専務理事
今回は,特別講師にお願いした,SOHLA専務理事 棚橋秀行氏よる
『 人工衛星プロジェクト~本命ミッションは人づくり! 』の講演を聞くことができました。
「でんき」も,モノをつくりあげてきた始まりや思いによって,電機であったり,電器としたり,電気と書くことや,「つくる」にも作る,造る,創るがあり,それぞれに意味があることをわかり易く説明されました。
また, 『ものづくりの基本は信頼であり,お客さんに 「これは,95%の仕上がりです。」 と言って納得するのか!完成度は100%でなければならない!人工衛星が故障したらそう簡単に修理に行けないんだ!』 と熱く話されました。
紹介された豊田自動織機の創業者豊田佐吉の言葉 『百忍千鍛』 (百を忍び千を鍛えれば事遂に全うす) は,われわれが常に教えられている 『辛抱できないものは,頑張れない』 と相通ずるところがありそうです。
人工衛星プロジェクト
本命ミッションは人づくり!
熱く語る,棚橋専務理事
工場の集積率が日本一の東大阪市のキャッチフレーズは,
『歯ブラシからロケットの部品まで』
SOHLA の理念は,
『夢で始まり,情熱を結集し,こころ豊かな社会を創る』
今回8回目にして,はじめて工場を飛び出しての技術連絡会。
視野を広げ,新たなエネルギーをもらうためには,外の空気を吸わなければならないと強く感じました。
池上技術アドバイザーの閉会の挨拶にもあったように,頭がいっぱいになり,新しい知恵が生まれる種が植えられた気がしました。
連絡会の閉会後,穏やかな人柄の今村理事長の案内で,クリエイション・コア東大阪(北館)に展示されている 『SOHLA-1(まいど1号)』 を見学しました。
今村理事長の説明を聞くメンバー
特別講演に先だって行われた発表内容は次の通りです。
1.高強度コンクリートの大臣認定について (小川技術課長 堺臨海)
新しい範囲の大臣認定取得(経過と今後)について
今までの感謝と今後の協力を
小川技術課長(堺臨海)
2.未知への挑戦-コンクリートカヌー大会参戦 (藤野技術課長 兵庫大阪)
住友大阪技術連絡会(2008年12月7日)での発表内容を紹介
淡々と語る若きエース
藤野技術課長(兵庫大阪)
3.レコンキスタ<Reconquista>-コンクリートの信頼回復に向けて (ベトン・ボンド)
コンクリートに対する信頼を回復するための取り組みについて
同業者が失墜させた
信頼の回復を!
ベトン・ボンド
参加したメンバーは,連絡会後のミーティングで
『 信頼される完成度100%の製品を提供すること 』 を申し合わせ,解散しました。