『異物キャッチャー』威力発揮
生コンクリート製造工場で発生する,主な不具合・不適合・苦情は次のものだと考えています。
1. 誤納(受入・貯蔵・納入)
2. 異物の混入
3. 品質に関して(スランプが硬いなど)
最近,近隣の工場で異物の混入によるクレームが多く発生しています。
荷卸し地点までの,異物の混入は次の時点で起こります。
1. 受入骨材に混入
2. 貯蔵材料に混入
3. 運搬中に混入(ミキサー車ドラムの付着物が混入)
それぞれの場合に備えて,確認や点検を行っていますが,全てを排除することができるとは思いません。
そこで,堺臨海は予防処置として 『 異物キャッチャー 』 なるものを試作し,管理する全車に装着しました。
構造は,写真のように非常にシンプルですが,本日の打設においてポンプ車への異物の混入は完璧に阻止しました。
改善を加える必要が出てくるでしょうが,期待以上の威力を発揮してくれたと思っています。
そしてまた,未然に防ぐ知恵の出所としての予防処置の重要性を再認識しました。