中国政府 『天然砂』 を 『加工砂』 として輸出禁止解除措置
2007年3月,中国商務部が,資源や環境の保護の理由から,天然砂の輸出を全面的に禁止する措置を打ち出して1年3ヶ月ぶりに,中国福建省の川砂が22日輸入され石垣島に船卸しされました。
日本最南端の新聞社である八重山毎日新聞が伝えたもので,中国政府は生コンクリート用に加工した砂を 「 天然砂 」 として輸出禁止にしていたが 「 加工砂 」 として解除措置をとったとのことです。
今回の輸入量は15,000tで,中国砂を扱う輸入業者は,沖縄における需要の3ヶ月と見込んでいます。
さて,一方現在,アメリカ政府は北朝鮮に対する『テロ支援国家』指定を解除する方向で動いています。
このような世界的な動きの中で,表だってはいませんが,北朝鮮からの海砂輸入も検討されているとのことです。
品質も,現在の日本産のものと比べると同程度以上で,あまり知られていませんが良質なものであり,日・朝間関係者が貿易交流拡大のため積極的なアプローチが行われていると耳にします。
時期的には,早い場合秋頃(2008年10月)とのウワサもありますが,これもデリケートな世論の動向で水面下のものになるかもしれません。
2000年6月9日,大阪港
中国福建省産川砂運搬船
アルカリシリカ反応試験のための試料採取