「舗装用骨材資源の有効利用に関する研究」 ただ今進行中
道路舗装には,「アスファルト舗装」と「コンクリート舗装」があります。
「アスファルト舗装」か「コンクリート舗装」か,「コンクリート舗装」の上に「アスファルト舗装」など,両者の長所を生かす設計や施工が考えられてきました。
この「コンクリート舗装」に,古い建造物などから取り出した 「再生骨材」 を利用するプロジェクト 『 舗装用骨材資源の有効利用に関する研究 』 が , 新都市社会技術融合創造研究会-コンクリート舗装グループによって進められています。
また,研究会の15番目となる,このプロジェクトは,次のように紹介されています。
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研究の目的
近畿の天然砂不足への対応,また資源の有効利用,環境保全の観点から,種々の骨材資源の活用を検討し,舗装用骨材の安定供給・品質管理策を提案する。
研究の概要
- 砕砂および砕石粉・砕石スラッジの舗装用材料としての利用法
- 鉄鋼スラグの舗装用細骨材等としての利用法
- ごみ・下水汚泥等溶融スラグの舗装用細骨材としての利用法
- 排水性舗装・各種環境舗装のリサイクル推進策
- コンクリート舗装の普及に向けた再生骨材,砕石粉等の利用方法
研究期間
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研究には,「産・官・学の連携で都市と地域の未来をひらく」の目的通り,多くの方々が参加されています。
今回は,研究の概要 「5. コンクリート舗装の普及に向けた再生骨材,砕石粉等の利用方法」 の項目で,大阪市港湾局,鹿島道路株式会社,住友大阪セメント株式会社セメント・コンクリート研究所が連携して取り組んでおられます。
現在, 再生骨材を使用した舗装コンクリートの試験施工に向けて,配合決定のための試験練りが進行中です。
後日,全容は研究会を通じて発表されると思いますが,試験練りの一部をご覧ください。
特に,鹿島道路株式会社の,多くの工学博士・技術士の皆さんが,自ら汗を流して作業をされる姿に,お手伝いをした私たち Group HiRAC のメンバーは感銘を覚えました。
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練混ぜ
修正VC値(秒)の測定
VC振動締固め試験方法【転圧コンクリート舗装技術指針(案) 付録5】
VC試験(単位水量105kg/m3 ,練り上がり直後修正VC値12.7秒)
VC試験(単位水量105kg/m3 ,40分後修正VC値20.3秒)
曲げ試験供試体作成 ・表面仕上げ
ラッピング試験用供試体作成 Good Job !
To be continued !!!
フォトアルバム : 2月15日,配合決定試験(単位水量の検討)
フォトアルバム : 2月16日,配合決定試験(単位セメント量の検討)
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