リタイヤ
自らの去就問題でマスコミを賑わしていた,野村監督の戦い方を見たかったからである。
結果,1勝3敗で,監督を去ることになった。
実のところ,嫌いではないが苦手な監督の一人である。
でも,時折発するコメントの,仕事にかけた時の深さにハッとさせられる。
先入観は罪、偏見は悪
安打多くして,得点少なし
戦いに勝つは易し、勝ちを守るは難し
人生の最大の敵,それは「鈍感」である
勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし
『 ノムさん22分間最後のボヤキ 』 が,日刊スポーツに掲載されていた。
・ 仙台のファンの人、ごめんなさいね。
・ ビッグゲームはチームの力が一番出る。
チームへの指導,教育がもろに出る。 嫌なことをやってくる。
ここまでくると力の差はない。 メンタルな部分の差だ。
それがうちはできない。 日ごろの教育の大事さをしみじみ思う。
・ 相手のスキを突く,気配を感じる。 空気を読む。 それがオレの大好きな無形の力だ。
言葉でやんや言ってきても,全然,選手たちが理解できなかった。
・ こういう教育は誰がやるのか。 その辺が定かでない。
・ こっちはだれにするか迷う。
信頼,信用していないのが以心伝心伝わる。
監督は選手を生かさないといけないのに殺してしまった。
・ 教え子が野球界にいるのは,やっぱり縁だね。 喜ばしいこと。
人間何を残すかで評価されるけど,人を残すのが一番。
少しは野球界に貢献できたかなという心境だ。
ひまわりと称した長島選手との確執が伝えられるが,
『 球界全体を活性化させるため 』 の戦略だったと知る人は少ない。
『 人を残すのが一番 』 - 身近では,聞かない言葉である。
月見草のボヤキは聞けなくなる。
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