2008年8月24日 (日)

『 円運動 』

ボンド,ベトン・ボンド。
“ 暑さ寒さは彼岸まで ” といいますが,お盆を過ぎた昨今は,朝晩が涼しくなってきました。
今年は,灼熱の太陽が降り注ぎ,例年の夏より,暑く感じたのは気のせいでしょうか。
中学生の頃,日本は温帯気候に属すると習った記憶があるのですが,最近の流行語 “ 地球温暖化 ” のせいか,今や日本は亜熱帯になったのではないかと思います。

それにしても,元気なのは子供たちです。
近所の子供たちは,あの暑い最中でも,外をかけめぐりセミ取り等をして夏を満喫していました。
今では,そのセミの声が段々カボソクなってきていて,夏が去ろうとしているの肌で感じます。
この季節は,お祭りやパーティが終焉する直前のようで,何かもの悲しさも感じます。

さて,これからは “ 理科 ” の時間です。
ご存知のとおり,私たちの暮らしている “ 地球 ” は太陽の周りを廻っています。
夏とは,地球が太陽に最も近くなる時期です(もちろん南半球と北半球は逆になりますが)。
反対に冬は,地球が太陽から最も遠くなる時期です。
このおかけで,私たちは季節を,さらに時間という概念を感じる事が出来ます。
時間は,総理大臣から赤子に至るまで,平等に与えられています。
ただし,時間の流れは,同じですが使い方によって早く感じたり,遅く感じたりします。

皆さん,観覧車に乗った事はありますよね。
観覧車は,円を縦に配置した構造です。
このため,円運動を行ったときの最高位と最低位は,点であり回転速度が遅くても,最高位で周囲の風景を拝む事ができるのは,一瞬しかありません。

地球の公転についても同様であり,公転が連続していて止まることがないため,太陽に最も近づく夏至や,最も離れる冬至も一瞬でしかありません。
来年も同様に,夏は巡ってきますが,今年と同じ夏は二度と巡ってきません。
“ 一期一会 ” という言葉も,今の時間は一瞬しかなく,出会う人との縁を大事にしなさいとの意味があります。   フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

このようなことを考えていると,ボンドは高校生の頃に聴いた,ある日の全校朝礼を思い出します。
当時, “ 平田 ” という名の生活指導を担当していた先生の朝礼のお話です。
特に,お世話になったわけでもありませんが,その日のお話は記憶に残っています。

初老の先生いわく,
『地球が太陽の廻りを一周すると一年が経過する。
果たして,私はあと何回この夏を経験できるのかな』
といった内容でした。
当時16歳だったボンドですが,今もその風景が目に焼きつき,言葉が耳に残っています。
若い人も,年を召した方も,あと何年この夏を経験できるのでしょうか。
おたがいに,時間のすごし方を考えたいものです。

さて,ボンドの子供は皆,8月生まれですが,ふたりとも誕生日を迎えました。
ひとつのケーキでお祝いをしました。

200808251

 

 

 

 

 

 

 

Happy Birthday !! 

 

少しセンチメンタルな ベトン・ボンドでした。

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