2008年7月27日 (日)

『 懐古 』

ボンド,ベトン・ボンド。
2週にわたり,重い話題が続きました。
M社とM社が出荷した生コンの処置については,時間経過を待たなければなりません。          藤沢市/記者会見
機会や動きがあった場合,このページを借りて報告します。

先週,5年ぶりに故郷に帰省したことを報告しました。
これからも分かるように,ボンドは地方出身者(イナカ者)です。

若い頃,都会に憧れており,現在は,夢かなって大阪府で暮らしています。
一方,ボンドには変な思い込みがあります。
地方出身者は, “GW” , “お盆” や “年末” 等の長期休みには,帰省して過ごす方が多いと思います。
しかし,ボンドは,帰省することは “都会に負けて故郷に逃げ込む” ようなイメージがするため,帰省が好きではありませんでした。

このように記述すると, “両親と断絶か?” や “両親は他界しているのか” 等と思われるかもしれませんが,そうではありません。
ボンドの両親は健在ですし,5年も帰省しなかったのは,子供が生まれたり,子供が小さかったため,長距離の移動が困難であったことが理由です。
また, “あの生まれた娘を両親に見せていなかったのか” と言う方もいらっしゃるかも知れませんが,ボンドの両親は,事あるたびに会いにきてくれていました。

さて,今回の帰省のお話です。
子供の頃に通った小学校に,長男と一緒に散歩に行きました。
グランドや校舎等の建物は,昔とほとんど変わっていませんでした (耐震性能は大丈夫か? 笑)が,にわとり小屋がなくなっていました。
夏休みのせいか,その小学校に来ているのは町内の老人ばかりでした。
隣の第二小学校も散歩に行きました。
子供の頃,第二小学校は非常に遠くに感じましたが,現在歩いてみると,それほど遠く感じませんでした。
小学校までの距離に限らず,街全体が昔に比べて小さくなった気がします(だから田舎なのかもしれません)。

よく遊んだあの友達の家は,かつてと違う苗字の表札が掛かっています。
また,ボンドの実家のベランダからは,頂きにお城の乗った山が見えましたが,今は隣の家の屋根しか見えません。
夜に満月を仰いだあの窓は,隣の家の部屋の明かりが注いでいます。
なお,最も実家で生活していたのが20年前ですから,内装はリフォームされていて昔の面影はとっくに消えています。

変わっていないのが一つだけあります。
それは,“おばあちゃん” と “おばあちゃんの家” でした(ボンドの息子と娘は “ひ孫” になります!!)。
ただし,おばあちゃんの家の “土壁” には大きなクラックが入っていました(大正時代に建てた家だそうです)。

さて,この記事を読む頃には,コンクリート診断士試験が終了していると思います。
この試験は, “コンクリート構造物を造る時代から,維持管理していく時代に入った” とする概念に基づいています。
コンクリート構造物には,住居等の民間構造物と,道路や港湾関係の公共構造物があります。

先の“ おばあちゃんの家 ”は,補修や補強を施すことで,建物の価値は上がるのでしょうか?( きっと,上がらないでしょう )
“築10年のマンションと,新築マンションで値段が同じならどちらを選びますか?” と問われたら,新築と答える方が多いのではないでしょうか。

建物の維持管理は重要でしょうが,こと “住居(マンションも含む)” に関して,日本は長年供用したことが,資産価値に反映していません。
一方,ヨーロッパでは,長く供用したマンションは,その実績が評価され資産価値が向上するといわれています。
確かに,公共構造物については “維持” することは地方財政の観点から重要です。
維持管理が本当に重要視されるには,まだ時間が掛かるのかもしれません。

冬生れのボンドは,暑中がとっても苦手です。 -ベトン・ボンド-

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