« 2007年8月 | メイン | 2007年10月 »

2007年9月

2007年9月30日 (日)

手作りボート大会,Beton 1 ゴール直後に沈・・・!!!

レース参加は,11チーム

工業高校の学生達やボーイスカウト,それに一般からの参加です。

10時から始まった予選(タイムトライアル)で本選(トーナメント方式・デュアルレース)の順番を決めました。

敗者復活を含め,グループからの参加した艇は,観客の前を何度となく行き交いました。

Beton 1(清水・源艇)は,途切れないスタミナで全てのレースを走りきりました。また,ゴール直後,勢いあまって護岸に激突し,そのはずみで 沈!。観衆の拍手と歓声をもらっていました。

Udmo1

 

 

 

 

 

 うまい,ターンでした

Udtt1  

 

 

 

 

   雨がなかなか,やみません

 

Udmh  

 

 

 

 

   バランスがとりにくいんです

 

Udnn1

 

 

 

 

 

 FRPだけで作り上げた艇

Udfm1 

 

 

 

 

 ガッツだぜ!!! 

 

Udsm2 

 

 

 

 

 仲良しコンビの清水・源艇

 

Udfm2  

 

 

 

 

 がむしゃらに・・・!

 

Udsm4  

 

 

 

 

 くるくる廻らなかった?

 

 Uds1  

  

 

 

 

 沈!!! もと水泳部です。

 

 

Udsyu  

 

  

 

 

  

 

 

 

 

来年の,参加を誓って・・・

このあと,大会の余韻にひたりながら,船着き場まで運河を自力で下った,艇(渉)の二人のクルーは,大型船の横波をうけ,大変恐ろしい目にあったとのことです。

内川・土居川まつり,あいにくの雨です。

9月30日 午前9時半から午後4時までの予定で,内川・土居川まつりが開催されました。

前日から降り続く冷たい雨にもかかわらず,会場となったザビエル公園とザビエル公園西側内川河川敷には,まつりを成功させようとする多くの皆さんが集まり,いろいろな催しが行われています。

私たちが参加する,手作りボート展示会場にも,熱心な方々が見に来てくれました。

Udp2  

 

 

 

 

 

Udp3   

 

 

 

 

 

 

午後からのレースで,市民の皆さんにアナウンスしてもらう,プロフィールを紹介します。 

Udp1  

 

 

 

 

 

 

 

 プロジェクトZ   (艇の愛称: Beton 1)

プロジェクトZとは,堺を本拠とする技術グループHiRACの若い技術者が,自らのコンクリートに関連する独創的な発想で,広く社会に貢献する活動を積極的に推し進めていく取り組みを総称しています。

今回出場したカヌーは,工場内にある材料や廃材を使用しています。型枠は木でつくり,それにメンバー全員でモルタルを塗りつけました。

コンクリートは,5つの材料を混ぜて造られています。

セメント,水,砂,石と薬です。

セメントと水を混ぜ合わせたものを,セメントペーストと言います。

セメントペーストと砂を混ぜたものを,モルタルと言います。

そして,モルタルと石を混ぜあわせたものを,コンクリートと呼んでいます。

水をたくさん使うと,ひび割れができやすいので,薬を使って水が少なくなるように工夫しています。

さて,このカヌーの砂や石の部分に,発泡ガラスを使っています。

発泡ガラスとは,自動車のフロントガラスや家庭で出されたビンなどの廃棄物を再利用するために造られたものです。限りある資源をもう一度使用する社会,すなわち「循環型社会」のために開発された材料です。

最後に,このカヌーには,大きな欠点があります。

どういう訳か,くるくる廻るのです。

クルーの腕で,カバーできるかどうか・・・?

初出場ですので,今回は完走を目指します。みなさん,応援してください。

 

 技術グループ HiRAC   (艇の愛称: Beton 2)

私たち,技術グループHiRAC(拓く)は,生コンクリート工場の技術者が集まって組織されているため,日頃から関わっているコンクリートでカヌーを造りました。

このカヌーは,当然のことですが,直進性・安定性・重量軽減を重視して製作しました。

発泡スチロールを型枠として,軽量モルタルを塗りつけました。

軽量モルタルの主な材料は,パーライトです。

パーライトは,黒曜石などを高温で熱処理してできる発泡体で,ガラス質の岩石中に含まれる構造水がガス化して発泡した非常に軽い材料です。

また,パーライトそのものは強度が低いため,高性能AE減水剤という薬を使用して,セメントと水を混ぜ合わせ船体の強度を確保しました。

実は,このカヌーは試作品です。

不思議なもので,その後に造った艇よりすべての点で計画通りになっています。

大会出場は初めてなので,結果はともかく,皆さんと一緒に「内川・土居川まつり」を楽しみたいと思っております。

 

 Team Gi2   (艇の愛称: 渉)

平均年齢60歳を超える,鉄屋さんと生コン屋さんが気のあった仲間の手を借りて,コンクリートでカヌーを造ってみました。

コンクリートは,一般に重くて沈むと思われています。このコンクリートカヌーの質量は100㎏程度あります。しかしカヌーの中に水をはっても沈みません。

一方,コンクリートには,「コンクリートジャングル」とか「暖かみがない」とか,はたまた,「地球温暖化を進める」とかいった悪いイメージがあります。

しかし,コンクリートには『浮くコンクリート』,『曲がるコンクリート』も造ることができ,環境に対する取り組みも行われています。

コンクリートに関わった仕事をしている私たち技術者は,皆さんにいろいろな可能性をお知らせしたくて参加しました。

たとえば,

1.カヌーに使用したモルタルは,水に浮きます。

 水に浮くモルタルやコンクリートは,それ自体に草を植えることが可能で,自然と共存でき,やがてはメダカやトンボ達の住み家となり,河川環境を改善できます。

2.カヌーには,モミガラ灰を使用しています。

 あまった,モミガラは農業では厄介者になる場合があります。でも,モミガラを焼いたモミガラ灰は,二酸化ケイ素を90%程度含んでおり,これが,コンクリートを緻密にし,高強度化を可能にしてくれます。

いろいろな物は,人が造り,人がコントロールしています。

いま,人の知恵と力で,今までの反省をもとに,環境をコントロールしようと試みています。

私たち技術グループHiRACも,ここ堺の地で,コンクリートの良い部分を環境の中に溶け込ませていく活動を続けていきます。

内川・土居川まつり

2007年9月 5日 (水)

グループ連絡誌 よ!! 第10号

2007年9月5日(平成19年)

連絡誌よ!! 第10号

グループHiRAC,日本土木学会関西支部創立80周年記念行事で公式デビュー

コンクリートカヌー大会,一般団体競漕の部 堂々1位

直系より直系らしく-与えられた材料で,よい製品を造る知恵を・・・!

2007年9月 1日 (土)

『内川・土居川まつり』に,出場決定

Photo 

   

 

内川・土居川まつりは,市民・企業・堺市が協力して,川への関心を高め,川と共生した街づくりを目指して,毎年秋に開催されています。

今年は,9月30日の日曜日に開催されます。

堺市に本拠をおく私たちグループも,まつりの趣旨賛同して,コンクリートカヌー大会に出場した3艇を,手作りボート競争に出場するさせることにしました。

レースの相手は,学生や市民ですが,なかにはカヌー屋さんもおり,材料もコンクリートとはちがって軽い材料を使っているため,勝ち目はありません。

しかし,心に闘志は秘めながら,『コンクリートとは』を市民の皆さんに理解してもらうことを目的として参加します。

直系より,直系らしく

技術者としてのプライドを捨てず,技術グループの思いをこめて!

01

  高強度コンクリート,高流動コンクリートなど,コンクリート製造技術者に対する要求は,広く・高く・強くなっています。

このことを見逃したり,要求に怠惰であると,浦島太郎になってしまい,社会からいずれ反撃を受けることになります。

我々は,『組織』や『枠組み』にとらわれずに個々の知恵の蓄積のために,様々な取り組みを実施していきたいと思っています。

技術者として,安易にできるモノを使用するのではなく,できないモノをできるモノに変えていく営みの中から,また風潮に流されることなく,与えられた材料を使って要求を満足できるモノを作り上げる活動の中から,我々の力を高めたいとも考えています。

Beyond the 80』,『Under 600』 を合い言葉に,

直系より,直系らしく』 をメッセージに,

住友大阪セメントを基本の材料として,この夏,新たな取り組みをはじめました。

一年以上の期間を要するプロジェクトですが,新たな成果をご報告できると確信しています。 

     Unicef

     

     Kataru2

     Kataru2

コピーライト

  • Copyright 2003-2015 Group HiRAC All rights reserved