2007年8月25日 (土)

いつまでも,拍手が鳴り止まなかった。

Linesummer_3

 

いつまでも拍手が鳴り止まなかった。

誰に対するものでもなく、決勝に全力を出し切ったクルー達へのものである。
ふと、振り返ると仲間たちがゴール近くまで走りよってきていた。
クルーが知らない、君たちを讃える光景だった。
 
天を向く君、水面を見つめながらひたすら戻ってくる君
顔が年を重ね、筋肉が疲労に震えていても、心は青年だった。
言い訳をしない。
おごり高ぶらない。
理由をつけない。
そして、結果をねだらない。
そんな姿に、観衆は胸を奮わせる熱き想いを感じていた。
ポスターセッションでリーダーは上位入賞を広く宣言した。
メンバー23名それぞれが
職場を守るために身につけてきた知恵で
言葉だけでなく仕事で勝負してきた
現場のプライドからだった。
無名の HiRAC を徐々に観衆が口にし始める。
メンバーが神戸新聞の取材を受ける。
これが、評価だ。
無心の行為が、評価を生む。
決勝レースに残った6艇
グループ HiRAC Beton 2、ベスト3のタイムでファイナリストに躍り出た。
一般団体の部では、唯一の艇である。
スタートライン、疲れてはいたが凛としていた。
結果は4位。
最終的には組織票に敗れ総合6位となった。
だがそれは、我々の実力の物差しでは決してない。
メンバーたちは、次回の参加を口々に拒否した。
しかし、信じている。
日々の職務をこなしながら、

新たなステージに再び挑む青年達を!!!

     from Team Gi2

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