5月度月例会議が開催され,沈埋函本体工事に向けての工場としての対応が確認されました。
1.6月6日,工場の休転日を利用して,充填(高流動)コンクリートの室内試験および実機試験を実施する。
2.6月7日は,現場担当者ならびに国土交通省担当者をむかえた実機試験を行うが,工場の主体性をもって対応する。
3.実打設については,基本的に技術研究所(現場担当施工者)の担当官の指示にしたがう。
大阪港夢洲トンネル沈埋函(3函・4函・5函)製作工事の本体コンクリート打設工程の連絡がありました。
7月中旬から8月下旬にかけて,下床版ならびに充填(高流動)コンクリートが打設されます。
今回担当する工区は,3号函の充填コンクリートとなります。
3号函:下床版(6月15日~7月6日)・充填(7月8日~8月24日)
4号函:下床版(6月16日~7月7日)・充填(7月11日~8月30日)
5号函:下床版(6月17日~7月8日)・充填(7月12日~8月26日)
1号函・2号函を同時に打設した前回とは違い,余裕のある工程となっています。
ただ,配合は高性能AE減水剤が3号函ではポリカル系ではなくナフタリン系を採用されており,性状の確認を早期に実施する必要があります。
標準配合以外の内容で製造を要請されたコンクリートについての,阪南ブロック技術委員会としての対応が,今回問題となっている現場への共同納入工場担当者が集まり以下のように確認され,現場に要請することになりました。
1.細骨材率については,各工場の最適な細骨材率(標準配合の値を含む)を使用してよい。
ただし,試験練りあるいは打設コンクリートのワーカビリチーが確保されていなければならない。
また,試験練りのスランプ目標値は,スランプロス値±1.5㎝を加えた値を採用する。
2.水セメント比で発注,試験練りなどで性状を確認後,呼び強度発注に切り替えることはしない。
3.水セメント比発注の場合の単位水量の管理は,国土交通省通達の±15㎏を採用し,水セメント比に置き換え実施する。
4.空気量は,標準化されている4.5%±1.5%を採用する。
5.過大・過小粒の確認は,試験練りの場合は当日,打設コンクリートについては直近の測定値を採用する。
6.試験室・養生温度などの試験環境は,現行通りの対応とする。
7.問題が発生した場合は,共同納入工場全社の担当者で協議をする。
本日19日13時30分より,協同組合会議室において通常総会が行われました。
議案は以下の通りです。
第1号議案 平成16年度事業報告並びに収支決算の承認を求める件
第2号議案 平成17年度事業計画(案)並びに収支予算(案)設定の件
第3号議案 経費の賦課徴収方法の決定の件
第4号議案 任期満了に伴う役員選任の件
理事長は留任し,前理事長志望による交代を含めると5期目となり,現体制は8年目を迎えます。
総会後,理事会が開催され,20名の役員が選出されました。
また,予定されていた使用材料(セメント・骨材・混和材料)の共同購買事業を定款にいれる審議は延期され,委員会で共同購買の是非を検討することになりました。
堺市泉北ニュータウン三原台,鴨谷台に計画されているマンション工事の試験練りが9工場で実施されました。
今回は,杭工事のための3配合(σ91 24・27・30)でした。
共同納入工場数が多かったため,現場担当者は2チームに分かれ性状確認を行いました。
千代田工場では,12時40分開始され,13時20分無事終了しました。
3配合とも,目標スランプ±0㎝,目標空気量±0.2%と安定し,ワーカビリチーも良好でした。
供試体は15本採取し,材齢7・14・28・56・91日で強度試験を行います。
材齢91日強度は,現場担当者立ち会いで確認することになっています。
水セメント比指定の躯体用コンクリートの試験練りは,6月初旬に行うことになりました。
JIS工場に標準化されていない材料を使用させる『材料指定』問題は,17日阪南ブロック技術委員会が販売店と話し合い,是正を申し入れました。
結果は,20日16時30分から供納工場担当者を交え報告されます。
協同組合業務部ならびに技術部は,法令遵守・製品製造の基本理念を根底に顧客と話し合い,一方的な要求には理解を求める努力を惜しまないでもらいたいと強く要望するものです。
初めての土曜日出荷の日,大きな事故が発生しました。
臨時雇用の運転手による事故で,ダンプトラックに追突したものです。
幸い,相手に負傷はなく損傷も大きなものではありませんでした。
同じ日,現場においてもバンパーを引っかける事故があり,運行管理のあり方ならびに臨時雇用運転手の力量に疑問が残るものです。
会社の方針として,事故を起こした2名については雇用を中止する決定をしました。
また,日常の運行管理は見直す必要があり,供給労組に運転技量等の把握を任せる体制を改善し,受け入れる側としてきっちりと要望を伝えなければなりません。
あってはならないことですが,事故が発生した場合は,状況把握に努め,事故報告書にはもれのないよう記入することが重要です。逆に言えば,事故報告書をもれなく記入する作業が,状況を把握することにつながります。
4月から続けて事故が発生しています。
工場のみならずグループ全体の,安全運転に対する認識の向上に努めてください。
今まで,一部の取り組みをのぞき,協同組合加盟工場は土曜日の出荷は見合わせていた。
しかし,顧客からのニーズに応えるために,交代で土曜日は出荷することになった。
土曜稼働日
千代田 ・・・・・ 6/25,8/27,10/29
堺臨海 ・・・・・ 6/11,7/30,9/17,10/15
兵庫大阪 ・・・ 5/14,7/2,8/20,9/10,10/8,10/22,11/19,1/14,2/4,3/4,3/25
土曜稼働する代わりに,その週の月曜日が工場休転日となる。
柏木工場長の退職に伴う,工場の5月21日からの新しい体制が正式に全従業員に発表された。
また,今まで部門間での意思伝達の不足が問題になることがあったが,製造担当者と輸送担当者の協調を図るため,全体会議を月1回開催することになった。
工場長 : 岡野
業務課長 : 溝渕
出荷係 : 清水
輸送係 : 田中 中山 伊藤 岩元 大津 坂梨 末吉 安井 三島 居戸 森田
技術課長 : 小林
試験係 : 木下
製造係 : 徳山 片野田
千代田工場において,午後より大阪兵庫生コンクリート工業組合のコンクリートの変形把握室内実験を実施しました。
阪神地区で主として使用されている骨材及び今後使用の増大が予想される骨材を選定し,コンクリートの変形性状の現状を室内実験により調査することを目的として,10工場が参加しておこなわれているものです。
千代田工場は,石灰石(粗骨材)を使用する工場として選定されました。
配合は,呼び強度は24~50N,スランプ12㎝・18㎝・フロー60㎝,混和剤は高性能AE減水剤・AE減水剤(高機能型)の組み合わせで10種類となりました。
午後2時から開始し,5時間経過した7時に終了しました。
ゴン太のひとり言
□ 高性能という名前で惑わされてきたけど,安定してきたな~・・・
□ AE減水剤(高機能型)は,不安定要素があるな。
ISO認証取得してから始めた,第2回グループ技術連絡会を開催しました。
各工場から業務・製造技術者22名が参加しました。
初回は,技術課の経験した課題でしたが,今回は業務課が違った側面から経験や反省を発表しました。
各自の個性が表れていたものでしたが,思っていたより上手にまとまっていました。
また,いつも我々のグループを応援してくれているセメントメーカー技術部の中川さんに,新JIS制度に絡んで「出荷係の重要性について」をテーマに講演をしていただきました。
講演の要点
1.これまでの品質管理推進責任者(IQC)が,品質管理責任者に呼称が変更し,職務が追加され7項目から9項目となった。
2.JIS伝票(JISマーク)の重要性
3.出荷に実質的な権限を有する出荷係が,配車のテクニックに加えて,品質管理の概要やコンクリートに関する技術を持ち合わせていなければならない。
神戸工場の溝渕業務課長からは,「卵・バナナ・テレビ・写真の現像が長年値段があがらず,かえって値下がりしているものである。この値上がりしないものに,コンクリートがある。」と出荷数量を確保する苦労を披露しました。
最後に定年で第一線を退かれる,神戸工場の柏木工場長,田中業務課長,千代田工場の久光係長に感謝の気持ちをお伝えして会議を終了しました。
私たちのグループとしては,チームプレーを理解する若い技術者の育成を急ぐと同時に,若い力の意識の高揚に期待しています。
このような連絡会という機会の積み重ねが,新しい力へ引き継ぐ道へとつながればと考えています。
今回から引き受けてくれた新しい司会者の,思いも皆に伝わり,そして続くように
「方針は一夜にして変わるが,人は一夜にして育たない」・・・ じいのひとり言