曲げ強度試験用供試体の作製手順
① 算出した転圧コンクリートの重量の1/2を計量し,型枠に詰める。
この際の重量とは,
理論密度×型枠の容積×97%〔※うち1%はロス分〕
RCCでは4%の空隙を見込んだ設計をする。
作製に当たっては,分離しやすいので,バットなど平べったい容器で計量した方が
詰めやすい。
練りさじまたは突き棒で型枠の側面や中央を突き,転圧コンクリートが均一な厚さと
なるようにならす。
なお,転圧コンクリートを詰める際に型枠の底面,側面に骨材が分離しないように
注意する。
② 型枠に木枠を取付け,残りの1/2を計量して詰め,①と同様に均一な厚さにならす。
③ 転圧コンクリートの表面に押し板をあて,バイブレーティングダンパまたは電気ハンマ
などにより締固める。
締固めは転圧コンクリートが型枠内におさまるまでとする。